ジャガーF-PACE・初試乗。プレミアムSUVの新参者はどんなクルマか?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
パリ=シャルル・ド・ゴール空港からチャーター機で2時間弱。生まれて初めて降り立った南欧モンテネグロの地が、ジャガー初のSUVとなる「F-PACE」の試乗の舞台だった。ここは近い将来のブレイクが予想されるリゾート。しかしジャガーの面々が、それだけの理由で試乗ルートを選ぶはずがない。
そう、実際に試乗ルートには大小様々なワインディングロードをはじめ、ありとあらゆる種類の道が用意されており、クルマの実力を十二分に理解し、堪能することができた。F-PACEは、期待を裏切らない“ジャガーにしか作れないSUV”だったのだ。
プレミアムを標榜するブランドにとっては今や、SUVのラインナップはマストな条件となっている。ジャガーだって、それはずっと前から解っていたのだが、そびえ立つハードルは決して低くなかった。何しろ同門にレンジローバーがあるだけに、それと食い合うようなものでは困るというのがひとつ。更には、セダンとスポーツカーだけでやってきたジャガーにとって、SUVの開発にはしっかりとしたリソースが必要だったというのも重大な問題だった。
そこでF-PACEは、まずレンジローバーとは一線を画する徹底的にオンロード志向、スポーティな仕立てのSUVとして生み出されることになった。形状だけの問題ではない。パワートレイン以外の車体の基本部分は、実はレンジローバー車とは一切共有していないのだ。
そうすると尚のことリソースが問題になるが、ジャガーはちょうどXE以降の新世代モデルのために新しい車体の基本アーキテクチャーを開発していた。開発当初からSUVへの使用も視野に入れられた、アルミ製ボディをコアとするこの車体の完成によって、もはやジャガー初のSUVを阻む要素は無くなったというわけである。
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